2022.03.22
OOHメディアは生活者の動線上に設置されているため、エリアやシーンに根付いた
クリエイティブで広告を掲出することが出来れば、他のメディアでは実現できないような独自の訴求効果を生むことが出来ます。
その分、既存のクリエイティブをそのまま流用してOOHメディアで広告掲出するだけ
では、その魅力を充分に発揮出来ない可能性があります。
生活者とOOHメディアの間には一定の距離間や訴求時間の制限が存在します。
目にした瞬間のインパクトや、訴求ポイントの整理は非常に重要です。
そのような課題を解決するべく、屋外広告分野における世界最大手であるJCDecauxが、AIを用いてクリエイティブ画像におけるオーディエンスの注意を観測するソリューションツールを開発、国内においてMCDecauxが展開しております。
このツールは、オックスフォード大学の科学者チームによって開発された視覚的顕著性予測用ディープニューラルネットワーク(DNN)をベースに開発されています。
このツールでは、クリエイティブ画像の中でオーディエンスの注意を惹く部分を、確率のヒートマップで算出することが出来ます。
赤:注目率が非常に高い
黄:注目率が高い
水色:注目率は普通
青:注目率が高くはない
海外のある企業では、OOHメディアに広告出稿するにあたり、この解析システムを使用して想定広告クリエイティブを確認しました。
その結果、文字が多くロゴが小さいため遠距離からの視認性に欠けており、伝えたいメッセージが充分に強調出来ていないことがわかったため、OOH用にレイアウトを刷新、ヒートマップで確認しながら調整。結果強調したいメッセージの訴求効果を確認出来たため、目的を達成することができたそうです。
■OOHメディア実施における、クリエイティブの良い例①
訴求したいゲームタイトル名と、アニバーサリーイベントの開催期間に最も注目が向いています。ゲーム内の主要イラストにも注目が向いており、タイトル名と世界観を関連付けるクリエイティブとなっております。
■OOHメディア実施における、クリエイティブの良い例②
訴求したい商品写真と企業ロゴ&商品名に特に強い注目が向いています。
商品を強く印象付けるとともに、商材名と企業ロゴにもしっかりと認知が紐づくようなクリエイティブになっております。交通広告における良いクリエイティブ事例です。
UNIVERSAL OOHでは多くの交通・屋外広告の実施実績による知見と、このような解析システムを掛け合わせた、クリエイティブ判定が可能です。
最適なOOHメディアのご提案とともにお手伝いさせていただきます。
※解析システムの実施には条件がございます。詳しくはお問い合わせください。