2025.07.31
TRAIN TVとは?
JR東日本の車両サイネージは2024年4月に大幅な商品改編を行い、CM中心だった編成がコンテンツ配信中心の編成へと変わりました。JR東日本車両サイネージを核とするコンテンツ配信プラットフォームこそが、TRAIN TVです。
配信路線などの詳細については、以前リリースした以下のコラムをご覧ください。
https://universal-ooh.jeki.co.jp/column/0063/
JR東日本の首都圏主要10路線とゆりかもめの車両サイネージで映像コンテンツを放映する、新しい番組配信プラットフォームとして誕生した「TRAIN TV」が今年の4月で、1周年を迎えました!
以前は、電車の中でふと見上げれば広告ばかり流れていた車両サイネージですが、今では広告に加え、1番組60秒の様々なコンテンツが放映されています。そんな「TRAIN TV」が開局1年を経て、路線利用者にどのような印象を与え、どのようなメディアへと変化を遂げているのか。2024年度の総調査結果とが発表されました。さらに、7月クールの新番組もスタートしていますので、こちらの情報もあわせてご覧ください。
プレ調査時(TTV開局前=2024年3月)と2024年度第4クール(2025年1月)調査時を比較すると、車内モニター視認率は上昇しており、約5割が乗車時に車両サイネージを見ていることがわかります。また、広告認知率についても大きく上昇しており、TRAIN TVの編成によりロール分数が伸長(20分固定)したものの、その影響はポジティブなものとなりました。
図1.車両サイネージ視認率
図2.放映広告視認率
この1年で「CMが流れるモニター」から「番組コンテンツを楽しめるメディア」へと徐々に変わりつつある車両サイネージ。TRAIN TVの開局前後で、関連ワードの検索は開局前比6倍、SNSでの言及は同10倍に大幅に拡大し、TRAIN TVは一つのメディアブランドとして首都圏生活者に広く浸透し始めています。
図3.検索数・X投稿数の推移
車両サイネージの注目率が上がり、TRAIN TVの視認率も上がってきているなか、TRAIN TVに対して認知者の約7割が好意的に思っていることもわかりました。
図4.TRAIN TV好感度
1.バラエティ番組は知的バラエティへバージョンアップ!
“バラエティでちょっと賢くなる”をテーマにした、ストーリー仕立ての知的エンタメ番組が登場。示唆に富んだ現代短歌をミニドラマ形式で1話に1首ずつ紹介する「純喫茶コトノハ(短歌ミニドラマ)」や“大人の社会科見学”をコンセプトに、興味深いあらゆる場所の裏側や、もの作りの工程を60秒で見ていく「トレシャカ!~電車で社会科見学~」が新番組として登場しました。
2.まど上チャンネル限定番組の編成
まど上チャンネル限定番組が放映開始予定!3面を活かしたクリエイティブ&時間帯別放映で、さらなるLook-upを狙います。「TRAINGLISH(リニューアル)」、「アクアリウム(新番組)」、「プラネタリウム(新番組)」がまど上チャンネル限定番組として登場しました。
3.シーズナリティを意識した新番組
新番組の「アクアリウム」「プラネタリウム」は夏休みを意識した新番組。まど上チャンネルの3画面いっぱいに広がる涼やかなアクアリウムの世界と、見上げれば心がやすらぐプラネタリウムの星空。 移動時間を癒しのひとときに変える、美しい映像番組です。
午前と午後や朝昼夜で内容を切り替えての放映やまど上チャンネル限定配信番組などよりバラエティに富んだ編成となっています。
図5.7月クール編成表
2025年4月に開局1周年を迎えたTRAIN TVも日々進化を遂げていることがわかりました。続報もぜひ楽しみにお待ちください。
TRAIN TVや交通広告に関するお問い合わせもお待ちしております。
調査概要
■調査主体:株式会社ジェイアール東日本企画 TRAIN TV 事業部
■調査目的:PDCA推進のためのクール単位でのメディア評価及び番組評価の把握
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:TRAIN TV放映路線を週1回以上利用する首都圏生活者
■サンプル数:2,025