2024.02.20
広告料金のクレジット決済OK!1日1650円~出稿OK!その気になればスマホからも入稿OK!無料掲示板付き!とOOH界の最先端をいく「街あわせくん」。
今回は、Team MACHIAWASEKUNからお三方をお招きし、「街あわせくん」を大解剖していきたいと思います。
Universal OOHサイト編集部(以下 編集部):
まずは各々、お名前と所属、Teamでの役割を教えてください。
ジェイアール東日本企画千葉支社媒体部 増田氏(以下 増田氏):jeki千葉支社媒体部の増田です。Team MACHIAWASEKUNでは、「街あわせくん」の発案から開発、ローンチ後の運営、そして声優を担当しております。
編集部:声優というのがいちばん気になりますが、そのあたりは後ほど…。
ジェイアール東日本企画スペースプロデュースセンター 熊澤氏(以下 熊澤氏):jekiスペースプロデュースセンターの熊澤です。私は「街あわせくん」の設計をメインに、初期段階から関わってきました。
ジェイアール東日本企画クリエイティブ局 鈴木氏(以下 鈴木氏):jekiクリエイティブ局の鈴木です。「街あわせくん」のネーミング、広報・宣伝表現をメインに参加しています。
左より、鈴木氏、増田氏、熊澤氏
編集部:みなさま、ありがとうございます。そして、よろしくお願いいたします。さて、さっそくですが、どうして「街あわせくん」を開発したのか、経緯などを教えてください。
増田氏:はじまりは新規事業の社内公募です。駅のポスターは、地域のお店やサービスを紹介する他にはないメディアだったのですが、駅の改良工事などを経て、掲出スペースの数が減っていく傾向にありました。そこで、デジタルの力を活用して、新しいスタイルのメディアを考えられないか、という提案から始まりました。
熊澤氏:同じ社内公募に自分たちは、「駅のデジタル伝言板」を提案していたのです。駅の伝言板というと、携帯電話の普及でなくなってしまっていますが、おもしろいツールだったという思いが強く、デジタルで伝言板を復活させたら面白いんじゃないか、と提案しました。
編集部:ふたつの提案が合体して「街あわせくん」になったのですか?
増田氏:その通りです。無料伝言板とデジタルポスター、二つのアイデアを合体させ「街あわせくん」ができました。
編集部:無料伝言板とデジタルポスターといわれましたが、「街あわせくん」について、もう少し詳しく教えてください。
増田氏:デジタルポスターは、モノとしては、世の中にあるデジタルサイネージ媒体とほぼ同様です。ただ、ポイントは手軽さ、です。基本は1ヵ月単位ですが、1週間、また1日だけの出稿もできます。また、広告料金の支払いがクレジットカードで決済できます。さらに入稿も、スマホからでも可能。極論すれば、スマホで写真や動画を撮って、文字を編集しそのまま入稿することもできます。
編集部:動画も放映できるのですか。
増田氏:1枠15秒内であれば、静止画でも動画でも自由にご活用いただけます。詳しくは放映イメージをご覧ください。
編集部:広告枠の間に、伝言板が入るのですね。伝言板は無料なのですか。
熊澤氏:もちろんです!伝言板ですから。こちらはスマホからアクセスしていただき、テキストでメッセージを入力していただくカンタンな仕様。お送りいただいたメッセージは、いちおう公序良俗に反しないかなど、こちらで確認させていただいたうえで表示、という流れになります。「おはよう」「今日は天気がいいね」レベルのものから、「○○屋です、本日特売です」といったものまで、ご利用いただいております。
編集部:広告メッセージも無料で掲出できるのですか。
熊澤氏:テキストだけなので、そこはサービスで掲出させていただいています。そういうメッセージも、ちらほらある方が賑やかで楽しくなるじゃないですか。インターネット掲示板というサービスがありますが、それを逆にリアルに持ってきたような感じで、みなさん愉しんでいただいています。15ヶ月で5500件も投稿していただけました。
増田氏:「街あわせくん」は、どの駅も改札を出てすぐ、目につくところに置いているので見てくれているお客さまも多いと思います。
編集部:それはすごい数字ですね。
熊澤氏:無料伝言版もデジタルポスターも、いつでも誰でもカンタンに使える、というところには、こだわりました。というのも、実は自分たちはjekiの中でも、広告から割と遠いセクションにいて、駅のポスターってもっと簡単に出せるものだと思っていたんです。調べてみるとなかなかそうはいかない、ということがわかって、それなら「街あわせくん」は、「街あわせくん」についているQRコードを読み込めば、その場にいながら広告の申し込みまでできるようにしてみたい、そんな風に考えました。
編集部:まさにフロンティアですね。
編集部:デジタルポスターの方は、どのような広告が入っているんですか?
増田氏:いま、「街あわせくん」があるのが錦糸町・亀戸・小岩・市川・千葉の5駅なのですが、当然、地元のスーパー・商店街・銀行・塾・学校・医療機関・役所・警察・消防署など、地元密着型企業や店舗・公共機関など、さまざまな方にご活用いただいています。
編集部:広告の内容はどんなものが多いですか。
増田氏:名称認知はもちろんですが、地元の団体がコンサートの告知にリピートで使ってくださったり、アイドルグループの応援広告を誕生日ごとにシリーズで作ってくださったり、おもしろいところでは、地元の税務署が学生を対象に行った書道展の入賞者発表に使ってくださったりもしています。受賞したお子さまも親御さんも、駅で発表されるなんて、とてもうれしいんじゃないでしょうか。
編集部:地元密着型だったり、デジタルで動画から静止画までカンタンにカバーできたり、そういうところが支持されているのでしょうかね。
増田氏:他の企業の発信にヒントを得て、これまで発信していなかった企業・団体が利用したり、よりユニークな使い方が生まれてきたり、我々が当初、想定していなかったところにも、お客さま側で工夫が拡がっている印象もあります。
熊澤氏:デジタルポスターにスポーツジムの会員募集広告を掲示しておいて、伝言板ではコーチが日々のメッセージを発信している、ハイブリッドでご活用いただいている事業者さんもあります。PDCAじゃないですが、いろいろな打ち手をカンタンに実験できるのも、魅力かもしれません。
編集部:駅のサインボードのような役割を担いつつ、SNS広告のような自由度の高い使い方ができる。これは新しいポジションですね。
編集部:「街あわせくん」のネーミングやキャラクターデザインについて聞かせてください。
鈴木氏:この対談があるので、最初、ネーミングの時の企画書を発掘してみたんですが、その表紙には、「おばあちゃんも子供も地元の人みんなが覚えることが出来る簡単で分かりやすい愛称にする」と書いてありましたね。やはり、親しみやすさがいちばん大切、と考えました。ちなみに、そのあとにネーミング案が100本続くんですが、中には、ぜんぜん覚えやすくないものもいっぱいあって。Team MACHIAWASEKUNの皆さんが「街あわせくん」という案を拾ってくれた、そんな感じです。
編集部:「待ちあわせ」でなく「街」にしたのは。
鈴木氏:みなさんおっしゃっているように、「街あわせくん」には、デジタルポスター+無料伝言版という機能以上の役割というか、秘めたる才能があるような気がするんです。たとえば、商店街のおじさんが集まって雑談している喫茶店のようだったり、子どもたちが集まる駄菓子屋だったり。そこに行くと、なんとなく街の身近な話題が自然と集まっているような…。そういう温かみとか小さなワクワク感とかに出会わせてくれる場所になってくれたらいいな。そんな思いで考えました。
編集部:キャラクターもかわいいですね。
鈴木氏:そうなんです。街の字をおもしろく活用してもらって。キャラクターもロゴタイプも社内アートディレクターの塩谷さんにデザインしてもらいました。あと、「街あわせくん」のCM、「街あわせくん」で流すための「街あわせくん」の宣伝動画があるんですが、この制作も、塩谷さんがキャラクターをGIFアニメ的に動かして、熊澤さんが編集したり、声優は増田さんです。地域のみなさんの手作り広告がどんどん出てくるといいな、というのもあって、こちら側も手作り感たっぷりで作っています。
編集部:ランプもついていますが…
熊澤氏:なんか、かわいいかな、と思って付けてみました。待ちあわせの目印にもなるといいな、と思いまして…。
編集部:実はできる子な「街あわせくん」。おススメの使い方はありますか。
お話を伺っていて、たとえばバーゲン広告とか。あと5日、あと4日、みたいなカウントダウンでブランディングにつなげるとか、できるんじゃないかな、と思いましたが。
鈴木氏:飲食店さんなんかの場合、唐揚げのアップなんかどうかな、と。まさに揚げている時、ジワジワ揚がっていくところをスマホでかなりアップで撮ると、唐揚げ食べたくなりそうじゃないですか。実は、動画もポスターと同じ金額で出せますし。まさにお店の近くにいるお客さまにアプローチできるのが、効きそうな気がします。
熊澤氏:ライブのシズルは効きますよね。ジムの広告でインストラクターの方の躍動を動画で伝えるとか…。
編集部:音声も出せるんですか。
増田氏:実際、「街あわせくん」CMでは音声出していますけど、駅のアナウンスなどで聞こえにくい場合もあります。音声アリ動画をお考えの場合は、あらかじめご相談ください。
熊澤氏:無料伝言板とデジタルポスターのハイブリッド活用ももっとやれそうですよね。先ほど紹介したのはスポーツジムでしたが、飲食店さんの場合、デジタルポスターでお店の場所や雰囲気を伝えておいて、毎日、今日のおススメを無料伝言版で発信していくとか。
編集部:まさにいまどきの広告手法ですね。WEBでやっていることを、店頭に近い駅のサイネージでやれてしまうというのが、かなり新しいかもしれないですね。
鈴木氏:あと、企業のお膝元の駅で、○○社スポンサードの「街あわせくん」設置、なんてのもあってもいいと思います。筐体に企業名を入れて設置すれば、地元のグッドウィルを獲得できるでしょうし。また、自治体さんが「街あわせくん」by○○市を設置してもいいのでは。地域のお店や企業の情報がどんどん入れば、街の活性化につながると思います。
増田氏:そもそも「街あわせくん」は、実証実験段階なので、そういう新しいアプローチもご要望があれば、どんどん検討していく余地はありますからね。実際のところ、千葉県内に支店をいくつかお持ちの企業さんからは、○○駅にも設置してもらえないか、というご要望をいただいています。
熊澤氏:先ほど紹介した「街あわせくん」の自作CMも、たとえば季節ごとに趣を変えていくとか、いろいろ作っていってもおもしろいですよね。こちら側からもアクションを起こしていくことで、地域の皆さんがそれに呼応して、新しい表現の広告を思いつく、とか。そういう場にしていけたらいいなと思っています。
編集部:広告を出したいお客さまと、広告を見るお客さま、そしてjeki。みんなで「街あわせくん」を進化させていく、そんなイメージですね。
編集部:最後にみなさま、「街あわせくん」の今後の展望などお聞かせください。
増田氏:先ほども申しましたが、○○駅に「街あわせくん」を設置してほしい、という声もうかがっています。時間はかかるかもしれませんが、6駅目、7駅目と、増やしていけるといいですね。
熊澤氏:実は仙台とか新潟とか、新幹線の駅、地方の主要駅に設置してみても、活躍するんじゃないかな、と思っています。
鈴木氏:個人的には、いつか「全国少年野球街あわせくんポスター選手権」がやれたらいいな、と。この1年間で最も素晴らしかった少年野球の募集ポスターはこれです!みたいな。そういうことで、異なる街の団体同士が競い合ったりして関係が生まれ、「次回、練習試合お願いします」なんてことにつながっていけば、いよいよ「街あわせ」くんじゃないかと思います。
増田氏:過去1年間の面白かったポスター選手権なら、いますぐでもできるんじゃない?入稿されるポスターの中にも、おっ、これは、なんだか気になるな、という表現もいくつかあるので。
熊澤氏:たしかに!画像も連絡先もデータがあるので、できそうですね。
鈴木氏:だったら、このコラムで発表しちゃうのもおもしろくないですか?できますかね?
編集部:特に規制はありません。やれますよ、きっと。
増田氏:それなら、いまからTeam MACHIAWASEKUNみんなでセレクションして、発表しようじゃないですか。たぶん、実際に掲出されたポスターを見ていただいた方が、このコラムを読んでいる人もイメージが付きやすくなるだろうし…。
編集部:というわけで、メンバーの皆さまは、緊急企画!「街あわせくん」ポスターグランプリ!の選考会を開始してしまったので、インタビューはこのあたりでお開きといたします。皆さま、ありがとうございました。
それにしても、先進のOOHメディア「街あわせくん」は、フットワークが軽いですね。選ばれたポスターを掲示しておきますので、ぜひご覧ください。
さざなみウインドオーケストラ様
ニュー後楽園様
KOIWA BASE様
ポムの集い様
A-dog-plus様
いかがでしたでしょうか。錦糸町・亀戸・小岩・市川・千葉駅で絶賛実証実験中の「街あわせくん」。
最大の強みである、カンタン・手軽・地域密着がご理解いただけたことと思われます。インタビューの中でもあったように、まだ新しいメディアであるだけに、アイデアしだいでよりユニークな活用方法も見つけられそうです。出稿のお問い合わせ・お申し込みは下記の特設ページをご覧ください。ご質問やご相談につきましては、jeki千葉支社媒体部にお寄せください。
街あわせくん特設ページ(https://www.jeki.co.jp/field/machiawasekun/)
Jeki千葉支社媒体部 043-388-0355 (平日9:30~17:30)
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