2026.04.24
「満員電車だとスマホが見えなくてさ」。
きっかけは、お昼休みの何気ない会話でした。たしかに混雑した車内では腕は曲がり、身体は押され、スマホは顔に近づきすぎる。いわゆる老眼でない人たちでも、スマホ閲覧がツラい状況があるのかも?
Universal OOHサイト編集部として、これは見逃してはおけません。「満員電車では、スマホの閲覧を諦めている人が意外と多いのでは?」という仮説に取り組んでみました。
さっそく簡易な社内アンケートを企画しました。「交通広告の接触状況」といったテーマを掲げると、バイアスがかかることは目に見えているので、テーマはあくまで「日常生活での見えにくさと視力矯正」。スマホや通勤に寄りすぎない設計にしつつ、「満員電車で見えにくくてスマホの閲覧を諦める」という項目を忍ばせました。
結果、「満員電車でスマホ閲覧を諦める」人は全体の約14%。決して少なくありません。年代別では、20〜30代にはほぼ見られない一方、40代から増え始め、50代では3割超に達しました。
さらに出社時間帯とのクロスで分析すると、8〜9時台では約15〜20%、10時台では約7%と、混雑する時間帯で明確に上昇。“見えにくさ”は年齢だけでなく、混雑という環境で増幅されることが見えてきました。

ここで編集部は解釈を一歩進めてみました。これは単なる老眼の問題ではなく、距離が近づきすぎるという制約によって、本来見えていたはずの人でも見えにくくなる現象ではないか。
特に40代以降には、「普段は見えるが、満員環境では見えない」という“境界的な層”が存在するようです。つまり、朝の通勤時間帯×ミドルシニア層×見えにくさという掛け合わせが、スマホ利用の“断念”を生む条件になっている可能性があります。

また、上記の考察を進めていく中で、気になる外部データが見つかりました。日本鉄道広告協会の調査(※)では、「電車内でスマホを利用している人ほど、車内広告を見る割合が高い」という傾向が示されています。
(※)「交通広告共通指標」公益社団法人 日本鉄道広告協会プレスリリース
「交通広告共通指標」公益社団法人 日本鉄道広告協会プレスリリース
この結果は“スマホと広告の併用”を示すものですが、見方を変えれば、スマホも広告も見る人は、そもそも視線を柔軟に動かす層とも言えます。
では、その人たちが満員電車でスマホを使いにくいとき、視線はどこへ向かうのか。編集部は、その受け皿の一つが車内広告となり得る可能性に注目しました。
仮に40代以降の人たちの中に、朝の満員電車ではスマホ閲覧を諦め、視線を柔軟に動かす層が存在するなら、朝の通勤時間帯×ミドルシニア層×見えにくさ、このモードにマッチする商材・サービスを訴求すれば、新たな効果が期待できるのではないでしょうか。たとえば・・・。
・アイケア(点眼・遠近両用レンズ)や検診の啓発(“見えにくさ”の自覚に直結)
・ミドルシニアに特化した転職やセカンドキャリア関連
・親の介護サービスや施設関連(世代的な見立て)
・働き方やオフィスデザイン関連(マネジメント層という視点)・・・・など。
これら以外でも、あなたが向き合っている商材・サービスで、マッチするものがあるかもしれません。

スマホが生活の中心にある今、通勤の車内でも多くの人が画面に視線を落としています。いっぽう、今回の調査から、スマホが使いにくくなる“状況”が確実に存在することが確認できました。その時、視線は完全に失われるわけではなく、行き場を変えます。この「浮いた視線」こそ、チャンスではないでしょうか。
もしあなたがミドルシニア層に向けた商材・サービスを担当しているなら、満員電車という環境は、アルゴリズムでの配信とは異なる層にアプローチできる貴重なタイミングとなり得るかもしれません。
交通広告を「スマホと競合する媒体」ではなく、スマホが機能しにくい瞬間に、別の接点として立ち上がるチャネルと捉え直すと、これまでにないユニークなコミュニケーションが作れるかもしれない。そんな可能性を考えてみてはいかがでしょう。

本調査は社内での予備的なものですが、編集部は次の示唆を得ました。交通広告はエリアや路線といった“場所”だけでなく、時間帯や身体条件(今回の場合、見えにくさ)といった“条件”でセグメントできる。とりわけ、朝の通勤時間帯×ミドルシニア層×見えにくさは、コミュニケーション設計の有力な切り口になり得る。
新たな顧客候補との出会いが、なかなか仕掛けにくい現代。あらためて交通広告の使い方を検討してみてはいかがでしょう。
掲載媒体
車内サイネージ
エリア
-
路線
首都圏 JR東日本
掲出期間
7日(1週間)
料金(税別)
4,800,000円
掲載媒体
車内サイネージ
エリア
-
路線
JR東日本 山手線
掲出期間
7日(1週間)
料金(税別)
2,000,000円
掲載媒体
ステッカー
エリア
-
駅・周辺
秋葉原
掲出期間
1ヶ月
料金(税別)
9,000,000円
掲載媒体
ドア横ポスター
エリア
-
路線
首都圏 JR東日本
掲出期間
7日(1週間)
料金(税別)
23,000,000円
掲載媒体
ドア横ポスター
エリア
-
路線
首都圏 JR東日本
掲出期間
7日(1週間)
料金(税別)
20,000,000円
掲載媒体
車内サイネージ
エリア
-
路線
首都圏 東京メトロ
掲出期間
7日(1週間)
料金(税別)
3,500,000円