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2022.10.24

【連載:媒体社に聞いてみた】 Vol.1 まど上ポスターのメリットと活用方法

JR東日本 まど上4連額面

交通広告には、大きく分けて車両メディア・駅メディアとあり、車両メディアの中でも、様々なユニットが存在します。中でも、まど上ポスターは、様々な販売方法があり、どのように活用すればよいか、悩んでしまいますよね。そこで、今回は改めて、まど上ポスターの強みや活用方法について考えてみたいと思います。
早速、Universal OOH編集部では、JR東日本の媒体担当者にインタビューしてみました。

まど上ポスターの強み

―本日は、JR東日本の媒体担当の方にお話を伺います。何のメディアをご担当されていらっしゃるのでしょうか。
車両メディアのまど上ポスターです。

「4連額面とは!?」車内最大サイズのポスター掲出

―電車の中には、色々なポスター枠があると思いますが、まど上ポスターの強みは何でしょうか。

1つ目は、車内最大サイズのポスターが掲出できる、ということですね。これは、4連額面という、横幅2m超えのサイズで掲出ができる商品です。ネットワーク型の媒体でインパクトのある訴求ができるというのが4連額面の強みですので、従来の車両メディアの役割であるリーチ獲得に加え、乗客の目を引く広告展開ができるというところが、魅力です。

「1か月数万円~の路線も!」高いコストパフォーマンス

2つ目は、コストパフォーマンスの高さです。車内ポスター1枚当たりのコストで言うと一番安くなるのはまど上ポスターです。また掲出路線は1路線~首都圏のセット、掲出期間は1週間~1か月単位で購入することができます。車両メディアは”高い”イメージがありますが、まど上ポスターを利用することで、企業様のニーズに合わせた効率的な広告掲出をすることができます。掲出場所による視認性の違いは確かにあると思うのですが、それを踏まえても、コストパフォーマンスが良いと言えるのではないかと思います。

―まど上ポスターには、どのような業種の出稿が多いのでしょうか。

人材、不動産、大学、美容サロン、銀行が多いです。特に人材は最近増えてきています。


また、まちづくりや都市開発に伴い、不動産も比較的継続してご出稿いただいています。物件告知のように、長期間での販売商品がある企業様には、交通広告を上手く活用していただいていると感じます。

―まど上ポスターは、単線で掲出する場合と、複数路線でセット掲出する場合があると思いますが、どちらの需要が多いのでしょうか。

業種によりますね。大学、不動産、銀行などは沿線のまど上を長期で実施していることが多いです。例えば京葉線まど上だと、1か月350,000円~、横浜線まど上だと、1か月400,000円~実施が可能です。大学や物件、店舗の沿線から集客したい場合には、非常にコストパフォーマンスに優れたメディアだと思います。
まどうえ
一方で、人材系・月刊誌などは首都圏のJR東日本路線ほぼすべてに掲出されるメニューを実施する場合が多いです。

まど上ドリームネットワークセットの圧倒的なコスパにITサービス系がリピート

―最近はITサービス系の出稿も盛んですよね

まど上ドリームネットワークセットと言って、首都圏11社局の電鉄(JR東日本、東京メトロ、都営地下鉄、東急、小田急、京王、西武、京急、東武、京成、相鉄)のまど上に出るというプランがあり、それを気に入ってくださっている企業様もいます。2,100万円で、14日間、首都圏の主要路線のまど上に掲出できるので、この値段でここまでリーチを取れる交通広告は他にないのではないかと思います。
クラウドサービスやソフトウェアなどのIT系BtoB商材のうち、需要期が決まっている場合は、その1~2か月前に大量出稿いただくパターンも多いですね。
首都圏11路線 首都圏11社局まど上 ドリームネットワークセット

―まど上ポスターをうまく活用していると思われる事例がありましたら教えてください。

雑誌の告知では、発売に合わせて1~2週間出していて、イベントがある時には、スポットでイベント会場沿線の媒体へ追加出稿しています。
また学習塾の告知では、まど上よりも料金が低く設定されている「ドア上」で安くリーチメディアを押さえつつ、教室沿線に、長期でまど上に出稿しています。
ペーパーラジオ※で長年出しているメーカーもあります。もう数十年以上実施しているようなので、ご覧になったことがある方も多いと思います。
※JR東日本の一部路線の「ドア上」に設置されている144mm×1,028mmの広告スペース

まど上ポスターでこんな展開はいかが?

・網棚上のジャック
・物理的な特徴を生かした展開
・パワーを秘めた中小企業様の認知拡大
・オフライン店舗型企業様の沿線出稿

―まど上ポスターで、こんな会社がこんな展開をしてくれたらなあ、とご担当者として思っていることがあれば教えてください。

4つあげました。
1つ目が網棚上のジャックです。1棚の上、最大6枚を一気に買う事ができます。

2つ目が物理的な特徴を生かした展開です。中づりはその形状を活かして、暖簾の形状にしたものなどありますが、まど上でも天井近く、両壁面の湾曲した形状を利用した展開を見てみたいと想像しています。車の天窓やドーム状の水族館のようなイメージでしょうか?横長である特徴を活かして、年表みたいな展開などもいいですよね。

3つ目が、ベンチャーやスタートアップなど、世の中にまだ知られていない成長中の中小企業様が認知を拡大するのにまど上ポスターはぴったりだと思っています。

―昔は企業名の刷り込みはステッカーが担っていたような気がしますが…

ステッカーは、1か月900万円程度するので、もう少し少額から実施できるのがまど上ポスターです。

4つ目が、沿線に店舗やオフィスを持つ企業様のご出稿ですね。オフラインでのコミュニケーションを必須とする沿線店舗の告知には、やはり路線をセグメントできるまど上は適していると思います。ジム、エステ、塾などですかね。また素材メーカー本社や工場周辺で企業広告を出している例があります。インナー対策やリクルーティングに有用です。

―最後に、まど上ポスターを将来的にどういうメディアにしていきたいと思いますか。

JR東日本の場合、新型車両の導入に伴い、まど上はサイネージ化が進んでいます。だからこそ紙ポスター、JR東日本のまど上ポスターでしかできない面白い展開をしていきたいですね。

【Universal OOH編集部コメント】
今回は、JR東日本のまど上のお話でした。電鉄ごとに商品・詳細は異なります。

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AUTHOR

ライター Universal OOH 編集部

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