2023.07.25
Universal OOH編集部です。
コロナウイルスの感染拡大期間中は、イベントもいろいろな規制がありましたが、収容人数の規制が緩和され、各地のさまざまなイベントでにぎわいが戻ってきている状況です。夏と冬に開催される「コミックマーケット」や各種アニメフェスティバル、東京モーターショー(今年からジャパンモビリティショーになります)、各種展示会、コンベンションが開催され、展示会場周辺の駅は大変なにぎわいになります。
そのような時期に合わせてOOHメディア(交通広告、屋外広告)を使うことで、来場者へさまざまな訴求ができます。
今回は、イベント会場として代表的な幕張メッセと、東京ビッグサイトなどへの動線として考えられるメディアを紹介いたします。
展示会場周辺の駅は、会場を訪れる際にターゲットであるイベント参加者が接触する可能性が高いエリアになります。例えば、幕張メッセならJR東日本 京葉線 海浜幕張駅、東京ビッグサイトなら東京臨海高速鉄道 りんかい線 国際展示場駅、ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅などがあげられます。これらの駅は、展示会が開催される期間は、その展示会に参加するターゲットが駅を通過していきます。セグメントされたターゲットに対して、展示会場の最寄り駅で集中展開することで、展示会のブースへの誘導、企業ブランド訴求、商品告知がより促進されます。
イベントといえば東京ビッグサイトでは夏と冬に「コミックマーケット」、春に「アニメジャパン」とオタク文化の祭典ともいわれるビッグイベントが開催されることで有名ですが、この時期は、国際展示場駅などでは集中展開のメディアが満枠になる可能性が高いので、メディアも特別運用がなされます。特別運用としては、前年申し込みした広告主が優先して申し込み可能となります。既存広告主が出稿しない場合、申し込み可能になります。また、価格が通常の1.5倍になります。「コミックマーケット」、「アニメジャパン」の時期に駅メディアを検討されているお客さまは、事前にご相談ください。
それでは、駅周辺で集中的に展開する代表的なメニューを紹介いたします。
駅の階段や壁面などに臨時で複数枚数掲出される広告です。
視界に入る範囲で同時に複数の広告を掲出することができるため、通行客への強い訴求効果が狙えます。また、複数の表現を一覧で見せることが可能なため、バリエーションの異なるクリエイティブを掲出し様々な角度からの訴求を行う広告主も多数いらっしゃいます。
海浜幕張駅、国際展示場駅、東京ビッグサイト駅などの展示会場周辺駅には、必ず設定されているメディアです。
集中貼り(写真はイメージ)
集中貼り(写真はイメージ)
駅上部に掲出されるのがフラッグ広告・横断幕広告、地面に掲出されるのがフロア広告です。視認性も高く、高い訴求効果が期待できます。展示会場周辺の駅には設定があります。
これらの広告は、レギュラー設定されているものもありますが、駅にそのつど申請して実施するメディアもあります。申請媒体の場合は、事前に現地調査をしたうえで、掲出仕様を確認する必要があります。現地調査費用や製作・取り付け費用が媒体料に含まれていない場合がありますので、メディア出稿検討する際、注意が必要です。
駅コンコース、ホーム上の階段壁面などに掲出できる広告です。迫力ある大型なビジュアルで通行される方に半強制的に視界に入るため、ブランディングや商品プロモーションなど、さまざまなシーンで活用できる広告です。
東京臨海高速鉄道 りんかい線 国際展示場駅 集中展開例(国際展示場フラッグ、改札外ガラス8面シート、エレベーター壁面シート、大型シート2面)
東京臨海高速鉄道 りんかい線 国際展示場駅 改札外ガラス8面シート
東京臨海高速鉄道 りんかい線 国際展示場駅 大型シート
自動改札機に掲出されるステッカー型の広告です。
改札通過時に自然に目にはいり、イベント参加者に必ず接触するため、高い反復効果と
広告到達を期待できます。
自動改札ステッカー(写真はイメージ)
JR東日本 京葉線 海浜幕張駅には、駅デジタルサイネージがあります。展示会期間中に集中して放映することでイベント参加者への接触を狙います。
駅デジタルサイネージ(写真はイメージ)
いくつかのメディアを組み合わせて、改札口付近や通路など、お客様が通過する場所をジャックするメディア展開です。あらかじめパッケージされたメディアもあります。
JR東日本 京葉線 海浜幕張駅 改札口付近スーパージャック
幕張メッセに向かうJR東日本 京葉線の起点駅である東京駅京葉通路や、ゆりかもめの起点駅である新橋駅に⑥同様に駅ジャックすることで、イベント参加者への接触を狙います。
⑥の展示会場周辺駅のジャックと組み合わせて展開し、さらに後程説明する電車広告も使用することで、ターゲットの動線上での接触を狙います。
JR東日本 J・ADビジョン 東京駅京葉通路
電車広告とは、電車の中や外に掲載する広告の総称で、電車利用者や沿線の生活者に向けた告知に活用されるメディアです。展示会場に向かうターゲットなどへ日常的・反復的な広告訴求をすることができ、かつ車内という空間で長い接触時間の確保が可能なため、乗客の目に自然と入り、広告が読み込まれやすいため的確に情報を伝えることも可能なメディアです。ここでは、展示会場に向かう代表的な電車広告をご紹介します。
車内通路の天井部から吊り下げて掲出されるポスター。「シングル(縦364mm×横515mm)」のほか、2枚分の大きさで掲出する「ワイド(縦364mm×横1030mm」が可能です。車内の広いエリアから目につきやすいので、注目率、即効性に優れています。掲出期間の基本は7日間ですが、短期間(2、3日間)の掲出も可能なメディアなので展示会期間中に、会場に向かう路線に単独で掲出することでターゲットの注目を集めることができます。幕張メッセに向かうJR東日本 京葉線・武蔵野線、東京ビッグサイトに向かうJR東日本 埼京線・東京臨海高速鉄道 りんかい線に路線別に掲出可能です。
窓の上の網棚の上部、もしくはドアの上に掲出されるポスター。電鉄によって、B3サイズ「シングル(縦364mm×横515mm)」、「インターサイズ(縦280mm×横515mm) 」などがあります。中づりと同じく単線別、短期での掲出が可能なので、中づり同様の効果があります。
まど上(写真はイメージ)
電車内上部に設置されたデジタルモニターで放映される映像広告。電鉄・路線によって、ドアの上・連結ドアの上・網棚の上・中づり・ドア戸袋の位置などに設置され、電鉄ごとに「トレインチャンネル (JR東日本)」「Tokyo Metro Vision(東京メトロ)」「TOQビジョン(東急)」などの商品名で呼ばれています。映像によるインパクトのある表現が可能ですが、音声が出せないため、テレビCM素材を放映する場合はテロップ(字幕)が必要です。
展示会場に向かうJR東日本京葉線や埼京線、ゆりかもめには設定されていますので、展示会期間中に短期で放映できるメディアです。
広告毎に特長は異なりますが、展示会会場周辺には共通して狙える効果がございます。ここからはその効果をご紹介いたします。
通常の交通広告は、メディアや掲出場所によってターゲット属性が異なります。展示会会場周辺広告は、同じ目的を持ち、属性がセグメントされたターゲットに訴求できるメディアです。
駅・場所単位で掲出できるので狙ったターゲットにピンポイントで強いビジュアルで訴求できる効率的な広告といえます。
展示会会場周辺広告は、ターゲットの動線上で訴求できる広告です。半強制的に視認いただくことが可能でターゲットの視線を釘付けにすることができます。
巨大なシートでの訴求や、複数面での同時訴求、壁面を使ったクリエイティブなど、TV画面やスマホの画面だけでは表現できない、駅空間を活用したダイナミックな展開で、ブランドの世界観を自由に訴求することができます。
ターゲットの動線上にあり、写真映えがあるビジュアルを作成することが可能なため、
SNSメディアでの2次的な拡散を目的とした活用も多く見受けられます。
いかがでしたでしょうか? 今回は展示会会場周辺メディアをご紹介しました。
駅を利用される際に改めて広告に注目いただくとさまざまなクライアントがそれぞれの目的に応じて広告を掲出されていることがわかると思います。交通広告、屋外広告の特長であるエリアやターゲットをセグメントできる、非常に効率的なメディアといえると思います。
今回は、首都圏の展示会場を中心に語りましたが、インテックス大阪やポートメッセなごやなど各地の展示会場でも同様なメディアが存在します。
当社ジェイアール東日本企画は、名前に「ジェイアール東日本」と付いておりますが、北海道、中部、関西、中国・四国、九州と全国の屋外広告・交通広告を扱っています。
また、広告枠の買い付けのみならずコミュニケーション課題に沿って最適なプロモーション企画やメディアソリューションをご提案することも可能です。展示会開催の際、広告展開に関心があるが、どんなメディアがあるかわからない、他にどのようなことをすればいいのかなど、お悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にこちら(お問い合わせURL)からお問い合わせください。