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2026.03.02

関西エリアで「効く」交通広告、どう選ぶ? ポスター篇

関西のイメージ

前回は関西エリアのデジタルサイネージの直観的選び方をお伝えしました。
今回はポスター媒体をご案内いたします。
※本記事では柱巻き媒体の紹介もしておりますが、前回のDS媒体と対比するため便宜上“ポスター媒体”と記載いたします。

デジタル全盛の時代にポスター掲出する意味

ポスターは、基本的な考え方はデジタルサイネージと似ています。「ドーン」と「ズラー」で考えるのは同じです。
ただし、決定的に違う点がひとつあります。
デジタルサイネージは“動く”。ポスターは“動かない”。
この「動かない」という特性は、ネガティブではなく、むしろ写真が撮りやすいという大きな武器になります。
写真が撮りやすいということは、そのまま SNS にアップしやすいということ。
近年、OOH は、何かと「バズる」という現象と結びついて語られます。テレビCMでも web 広告でも生まれづらい“体験としてのバズ”を演出しやすいのが、まさに 「OOH」、なかでもポスター媒体と言えます。

ドーンと一面ポスター

ポスターも、まずは「ドーン」と「ズラー」に分けて考えます。ドーンと一面ポスターを選ぶ際に大切なのは、「その前で写真を撮れるかどうか」という視点です。
極端なことを言えば、ポスターの写真自体は、撮ろうと思えばどこでも撮れます。
ただし、
• 立ち止まりやすいか
• 周りの人の目が気にならないか
• 一緒に写真を撮りやすいか

といったシチュエーションが整っているかどうかで、SNS に上がる投稿数は大きく変わってくるのではないでしょうか。
一般的に交通広告は「通行量の多さ」が重視されますが、「写真を撮りたいか」という観点で見ると、必ずしも通行量が多ければ優秀とは限りません。
むしろ、
• 通行量が多すぎて、立ち止まりづらい
• 写真を撮るときに、他人の邪魔になってしまう

という理由で、“撮りづらい”媒体になることもあります。
つまり、大きい板面 × 通行量の多い/少ない の掛け合わせで、同じ「ドーン」でも目的が変わってくる、ということです。
• 認知を広めたいのか
• 撮影・SNS 投稿まで含めて“熱量”を取りにいきたいのか

通行量の少ない媒体だからといって敬遠するのではなく、
「どんな反応を期待するのか」から逆算して選ぶのがおすすめです。
ただし、媒体によっては撮影を促す意匠がNGとなる場合がありますので、事前確認を推奨しています。

ズラーと複数面ポスター

ひとつの駅を歩いていて、「さっきもこの広告見たぞ…?」と錯覚することはないでしょうか。それは、ジャック媒体と呼ばれるポスター展開に触れているのかもしれません。
広告への接触回数(フリークエンシー)が増えると、人はその広告を「なんとなく覚えている」状態になりやすくなります。これが、「ドーン」とは違う、ズラーの記憶の残り方です。
さらにズラーは、ドーンとは異なり、通行人に独自の“広告体験”を実感してもらえます。

「さっきあっちで見たような…?」がポスターによる体験

「あれ、なんか広告に囲まれている…?」が柱巻きによる体験

後者は感覚的にはドーンが近いかもしれませんが、“包まれる”感覚は立体物に付随している広告ではないとできない体験であり、それはドーンの一面ではできません。

ドーン!とズラー!で考えるこれからの関西交通広告

前回のデジタルサイネージ篇と合わせて二回にわたって関西エリア媒体を紹介してきましたが、いかがでしょうか。
通行量や沿線属性などももちろん大切ですが、ポスター媒体は良くも悪くもSNSとの相性が抜群です。突き詰めれば、インパクトある広告が出ていれば、SNSで広くあまねく届けられるとも言えるのではないでしょうか。まずはどんなイメージで広告を露出していきたいか、を起点に交通広告の媒体選定をしていくのもこれからのスタンダードになってくるかもしれません。

JR西日本 大阪駅桜橋アベニュー
JR西日本 大阪駅桜橋アベニュー
→大阪駅の壁面をぜいたくに使ったロング媒体。ドーン、というよりも、ズドーン!の方がしっくりくるかも?

阪急 大阪梅田駅 D-St.(ディーストリート)
阪急-大阪梅田駅-D-St
→阪急大阪梅田駅にひっそりとたたずむ4つの板面。ひっそりということは、逆を言えば撮影スポットでもあるということ、特殊展開もできる隠れた優等生。

大阪駅前地下道 東西通路ポスタージャック100
大阪駅前地下道 東西通路ポスタージャック100
→広告クリエイターの腕が鳴る長さは絶好の撮影スポットにも。横長展開を生かした独自クリエイティブが展開されやすく、通行人は密かに楽しみにしている(かも?)。

JR西日本 大阪駅アドスクエア
JR西日本 大阪駅ランドマークアドスクエア(御堂筋口)
→大阪駅の象徴的な媒体です。圧倒的な存在感と掲載面数は他の媒体を置き去りにします。

阪急 梅田ロングセット60
梅田ロングセット

→梅田で唯一(?)ムービングウォークから見られる大型ロング媒体。広告に見入ってしまって急に地面に変わって慌てる人がいたりいなかったり?

Osaka Metro なんばパノラマビューセット
Osaka Metro なんばパノラマビューセット
→空間の割に巨大板面かつ、2ヶ所展開で通行人の目を惹く媒体。空間ジャック感も演出でき、特殊展開もどんとこいの姿勢はなんばのイチ押し媒体。今秋には、さらに2か所拡張予定。

JR西日本 大阪駅環状線集中シート23
JR西日本 大阪駅環状線集中シート23
→大阪駅環状線ホームに上がる階段の至るところに掲出されます。その名の通り、23面の広告面が大阪環状線に乗る人を見送り、迎え入れます。

Osaka Metro 梅田駅臨時集中貼広告
Osaka Metro なんば駅臨時集中貼広告
Osaka Metro 臨時集中貼広告
→なにもない階段壁面に突如として現れる臨時媒体。毎日見ている景色が変わると目がいきますよね。それをたくさんの階段壁面でかなえてくれます。

阪急 梅田1~3F壁面パネルセット( 京都線パネル)
阪急 阪急梅田1~3F 壁面パネル
→エスカレーターに乗るとなんとなく進行方向に対して見上げたり、見下げたりしたくなりませんか?そんな時に目が合う、運命を感じさせてくれる媒体です。

JR西日本 大阪駅アドコラム

→JR西日本大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ横断歩道に面し、半屋外なのにジャック感が出る不思議な媒体。​実は休日の方が通行量多いのはここだけのハナシ。​

Osaka Metro 心斎橋ホームシート
心斎橋ホームシート
→“広告を見る” というよりも“広告の中に入っていく” 、が感覚としては正しいかも。通り過ぎるのがちょっと惜しい気がする。

阪急 ルミポール阪急梅田
阪急 ルミポール阪急梅田
→「ひと際輝く」とはまさにこのこと。大きいし、多いし、光ってるし。ここに出せることはひとつステータスだったり。

もちろん、ここで紹介した以外にも、関西には個性豊かで“おいしい”媒体がまだまだたくさんあります。
ぜひこのコラムをきっかけに、関西エリアの交通広告をディグってみてください。
気になる媒体があれば、各媒体のセールスシートもぜひチェックしてみてくださいね。

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AUTHOR

ライター Universal OOH 編集部

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